オカルト
姫だるまはなぜ家を離れられないのか 九州の「ホラ」へ渡った封印の怪談。

中国地方の大きな屋敷に、送り主の分からない姫だるまが二つ届きます。跡継ぎを望む夫婦には、子授けを願う可愛らしい贈り物に見えたそうです。動画で語られるオカルトの物語は、この善意に見える荷物から始まり、家を奪おうとする人の恨みへと姿を変えていきます。
子授けの贈り物に隠されていた、右腕の男の恨み
昭和期のその家は、商売では成功しながら、跡継ぎに恵まれずにいました。ようやく生まれた双子も幼いうちに亡くなり、その後も子を失う出来事が続いたといいます。後継者を求める主人の前に出てきたのは、長く仕事を支えた右腕の男でした。
男が差し出したのは、自分の妻との間に跡継ぎを作るという提案です。子が生まれ、主人が忠義に感謝したところで、話は反転します。男は主人と腹違いの兄弟で、幼いころに捨てられた恨みを抱き、会社を手に入れる機会を待っていたというのです。
姫だるまを贈ったのも、その男でした。可愛らしい姿なら警戒せず受け取るはずだと考え、家に生まれる子を害する呪いを託した、という告白が続きます。家族の喪失とだるまを結びつける部分は、この怪談の中で語られる因果関係です。
主人を追い出しても、家にかけた呪いは残る
家を継げば復讐は終わるはずでした。ところが、今度は男自身の子や家畜が亡くなります。ここで男が気づくのは、呪いを向けた先が主人個人ではなく、自分も住むことになった家そのものだった、という取り違えです。
二つの姫だるまを別々の家へ移しても異変が起こり、祈祷を頼んだ人物まで帰路で亡くなったとされます。最初の子の誕生から約10年で家は滅び、後に住もうとする人も引き取り先を探すことになりました。持ち主を替えるだけでは終わらない話が、屋敷の外へ続いていきます。
九州の島へ渡った姫だるまと、巻き直される札
そこで頼られたのが、九州のある島に暮らす女性の霊能者集団です。「ホラ」と呼ばれ、洞窟で儀式を行い、口伝で受け継がれる集団として登場します。完全に祓うことはできないため、封印して引き取るという判断でした。
語り手は後年、その一人に会って姫だるまを譲り受けたと話します。包んでいるのは、竜のような絵が描かれた札です。祖母にあたる人の代から何度も封印し直してきたという経緯が、手元に残る物の重さを伝えます。
後日談では、イベントで実物を見た来場者から、夢の中でだるまが子どもへ近づく体験が寄せられます。その人は祈祷後に夢を見なくなり、後に子どもが生まれたとの連絡もあったそうです。だるまが本当に子を奪おうとしたのかは分からない、という留保を残し、古い屋敷の話は現在の夢へつながっていきます。
視聴者の反応
「白い恋人がテロップにみえる」
高評価 280
「数秒だけ白い恋人がスポンサーになってテロップが出てんのかと思った」
高評価 250
「時代背景もあるんだろうけど、愛人との子を平気で本妻に受け渡したり、部下の妻との間に子供作ったり、それを部下が斡旋したりとか今ではとても考えられないことばかりでした。」
高評価 62
「というのがこれです。と、当たり前に出てくるのが凄い」
高評価 55
「そのまま映画化出来そうな凄まじいお話でした はやせさんのことだから、姫だるまさんお迎えするんだろうなとは思いましたけど💦 2号ちんが無事で本当に本当に良かった…あんまり無茶しないでくださいね😰」
高評価 53
編集部から
可愛らしい贈り物が恐れられる物へ変わる瞬間と、取り除く代わりに封印を選ぶ場面を続けて見ると、この怪談の流れが見えてきます。子どもの健康と呪物の因果を示す話ではなく、伝聞と夢の体験として受け止めたいところです。
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都市ボーイズ
動画の見どころ
昭和期の中国地方を舞台に、跡継ぎを望む夫婦へ二つの姫だるまが届き、子授けの贈り物だと喜んだという怪談が始まる。
主人の右腕だった男が自分の妻との間に後継者を作るよう申し出た後、腹違いの兄弟として抱いていた恨みを明かす。
可愛らしい姫だるまを贈ったのは右腕の男で、家に呪いをかけるためだったという告白により、贈り物の意味が変わる。
屋敷を継いだ男自身も子や家畜を失い、呪いを向けた先は主人個人ではなく家だったと気づく展開が語られる。
九州の島に暮らす女性霊能者集団が、姫だるまを完全に祓うことはできないとして、封印して引き取った経緯が語られる。
洞窟で儀式を行う「ホラ」の説明に続き、祖母の代から封印を施し直してきたという、竜のような絵のある札が登場する。
イベント来場者が夢でだるまと子を見たという後日談が続き、その後は子どもが生まれたとの連絡もあったと結ばれる。
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