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未知の輪郭

UFO・UAP / アメリカ

ジェレミー・コーベルが語る「偽りの友情」 UAP機密が兵器より重い理由。

文=B.nakamura

「眠っている犬を起こすな」。UAPプログラムの関係者から何度もそう告げられたと、ジェレミー・コーベルは語る。彼が12〜15年以上にわたって残した映像には、未知の物体だけでなく、記者や情報源へ伸びる接触の手も記録されていたという。そこから映画に立ち上がったのは、UFOの正体を追う物語と同時に、誰が語りの形を決めるのかを問う報道の物語なんだ。

「ファン」を名乗る接触が始まる

最初は番組の熱心な視聴者として近づいてくる。NSA関係者を名乗り、職場らしき写真を見せ、犬や家族の話まで持ち出す——コーベルはこの定石を「偽りの友情」と呼ぶ。狙いはUFOの話を全面的に止めることではなく、新しく浮上するUAPへの見方を形作ることだというのが彼の見立てだ。

接触は本人だけで終わらなかった。コーベルによれば、家族への脅威は連邦機関にも確認され、安全対策が必要になったという。妨害や罠を仕掛けようとした接触の記録は弁護士へ預け、カメラを回し続けること自体が自分と家族を守る手段になった、と振り返る。

公開する映像と守る情報源

それでも、届いたものをすべて放り出すわけではない。公共的価値、映像が人を危険にさらさないか、国家安全保障へ何を露出するかを見極め、ジョージ・ナップと公開範囲を決める。門番ではなく情報を外へ戻す仕事だが、情報源を裏切らないことが第一の義務だ——コーベルはそう位置づける。

「シリア2021 UAP」映像では、地面に対する物体の動きや熱的特徴を調べ、情報機関の収集対象だった本物の映像だと判断したという。公開後には、入手元ではない元UAP対策チーム関係者へ公式・非公式の照会が向かい、情報源を探る圧力が可視化された。一方、政府の公開映像からは角度や速度、高度を追う数値情報が外されるため、三角測量に必要な手がかりが失われているとも訴える。

なぜ機密は大量破壊兵器より重いのか

ここで話は、隠す側の論理へ入っていく。コーベルは、UFO情報が大量破壊兵器より高い機密として扱われると語る。瞬間的な加速や時空そのものを歪めるほどのエネルギーを再現できれば、発信元を特定されずに兵器を運べる可能性があり、推進技術そのものが戦略兵器になるというわけだ。

ジェームズ・ラカツキーは、米政府が由来不明で自国技術を大きく上回る機体を一つ保有すると明かした、とコーベルは紹介する。ただし、再現を阻むのは合金の原子レベルの積層や外皮、燃料源まで含む材料科学であり、そこが研究の限界だとみる。中国やロシアとの競争が続く限り、完全開示は起きにくい——その結論は、秘密を単なる沈黙ではなく、技術を先に手にした国が得る優位として捉える。

それでも問いは閉じない。UFOの正体が分かる日は、別の惑星から来た乗り物の確認にとどまらず、古代の天空観が銀河の理解へ変わったような概念の転換になるかもしれない、とコーベルは見据えている。

視聴者の反応

  • If a ''whistleblower'' can't divulge something because it's classified then they are not a whistleblower, they are still just a government stooge.

    高評価 2,507

  • Jeremy "I have to be careful about what I'm allowed to say" Corbell.

    高評価 1,242

  • Jeremy speaks in clickbait

    高評価 921

  • Let me guess, he’s knows something but can’t mention it yet? Or he’s got proof he can’t release yet? A few more podcasts and we’ll have disclosure right?

    高評価 531

  • He's like if a blurry UFO video was a person.

    高評価 484

この説をたどる

熱心なファンを名乗る接触から、情報源を守るための沈黙、公開後に始まる照会、そして兵器より重いとされる機密へ。もしこれらが一本の線でつながっているなら、隠されているのは物体の映像だけではない。誰に何を見せ、どの言葉で理解させるかという「認識の設計」までが、UAPをめぐる争いの内側にある——コーベルの語りはそこへたどり着く。

動画を見る

The Why Files

動画の見どころ

  1. コーベルは「門番」との批判に対し、情報源を守りながら映像とデータを公開し、報道に行き止まりを作らない仕組みを説明する。

  2. 秘密情報機関がUFO文化へ影響しているとの気づきから、NSA関係者を名乗る「熱心なファン」が接近する偽りの友情へ話が進む。

  3. 情報機関の狙いはUFOの発言を止めることではなく、新しく浮上したUAPへの見方を接触と影響力で形作ることだと語られる。

  4. 12〜15年以上の未公開記録を見た編集者が、UFOそのものより報道への干渉と憲法修正第1条の問題を映画にすべきだと提案する。

  5. 「シリア2021 UAP」映像を数年かけて調べ、地面に対する移動や熱的特徴から情報機関がUAPと指定した本物の映像だと判断した経緯。

  6. 政府公開のUAP映像から角度・速度・高度を追う数値が外され、三角測量に必要な情報が失われる一方、より良質な映像が多数残ると主張する。

  7. UFO機密が大量破壊兵器より重い理由を、瞬間加速や時空を歪める推進力が発信元不明の兵器輸送へ転用され得るためだと説明する。

  8. デビッド・フレイバーが訓練中に海面上の白いティックタックへ接近し、物体が秘密の合流地点へほぼ瞬時に移動したという経緯をたどる。

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