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未知の輪郭

古代文明 / 歴史の謎

バスク人はアトランティスの末裔か The Why Filesが青銅の手と血液の説を検証。

文=久世 理央

青銅の手を戸口に掲げ、祖母が沈んだ島の記憶を孫へ語る。The Why Filesが描くこの場面は、バスク人をアトランティスの生き残りに見立てた再現ドラマだ。物語は、プラトンが記した大西洋の環状都市と、スペインとフランスの境に暮らす人々を結ぶ。鍵になるのは、海、言葉、そして血液だ。

プラトンの島とイルレギの青銅の手

プラトンの記述では、アトランティスの都は陸と海が輪をなしていたという。動画は希少な金属オリハルコンを、バスク人の銅加工や造船の歴史へ重ねる。氷期が終わるにつれビスケー湾の沿岸が水没し、人々が海底の谷の名を伝えたという話も続く。さらにスペイン北部で見つかった約2000年前のイルレギの青銅の手には、現代のバスク語に近い語が刻まれていると紹介する。バスク語は他の言語と系統関係が見つかっていないとされ、その孤立性も物語の重要な手掛かりになる。

Rh陰性の血液型が呼び込む物語

もう一つはRh陰性の血液型だ。動画はバスク人に多いという数字を示し、神々の血やアトランティスの古い家系へつなげていく。Rh型が異なる母子の妊娠にも触れるが、これは免疫に関わる医療上の話で、動画内でも地球外の血の証拠とは扱われない。再現ドラマでは婚姻を制限する掟や、島の崩壊から逃れた家族が言葉と青銅の手を持ち運ぶ場面が描かれる。

終盤で明かされる再現ドラマの輪郭

ただ、ここで語り手は物語の足場を確かめ直す。プラトンが創作したとみる研究者が多く、ソロンのエジプト記録も海底の高度文明の遺構も確認されていない、と説明する。バスク人のアトランティス伝承や海底地名が古くから続くという資料も見つからなかったという。青銅の手の語の読みには議論が残り、Rh陰性の血液型もその仕組みが知られていると整理する。残るのは、海面上昇で沿岸を離れた人々の記憶が伝わったかもしれない、という控えめな可能性だ。バスク人の独自の言語と歴史は興味深いが、動画自身の結論は、アトランティスの末裔と断定する証拠はない、というところに置かれる。

視聴者の反応

  • 「Why files is one if the best shows on YouTube!」

    高評価 932

  • 「I am basque , Rh -0 I speak Euskera and Spanish and I am proud of it.」

    高評価 608

  • 「NO WAY . AN EPISODE ABOUT MY HOME AND MY PEOPLE. WE WATCHING FROM ASCAIN . LOVE」

    高評価 560

  • 「Hello from the Basque country ☺️✨️💫」

    高評価 527

  • 「I see so many people like me are always on the lookout for a new Why File episode」

    高評価 412

この説をたどる

青銅の手の文字、独自の言語、沈んだ沿岸の記憶。離れた手掛かりを並べると、アトランティスから逃れた家族の物語が立ち上がる。一方で、その島とバスク人を直接結ぶ記録は見つかっていないと、動画は最後に明かす。海から山へ移った人々がいたかもしれないという問いは残る。

動画を見る

The Why Files

動画の見どころ

  1. バスク人の言語と血液型の独自性を、失われた故郷アトランティスの末裔という物語の入口に置く。

  2. プラトンが伝えた大西洋の環状都市、1200隻の船、赤い金属オリハルコンを挙げ、バスク人の銅加工へつなげる。

  3. バスク人の約3人に1人がRh陰性という数字と、Rh型が異なる母子の妊娠に関する説明を祖先の説へ結び付ける。

  4. 古い家系に婚姻を限る掟と、島の崩壊から船で逃れる場面が再現ドラマとして語られる。

  5. 氷期後のビスケー湾の水没と、漁師が海底の谷の名を口承してきたという説が語られる。

  6. スペイン北部の約2000年前のイルレギの青銅の手と、バスク語に近いとされる銘文を言語の話へつなげる。

  7. 終盤に再現ドラマだと明かし、ソロンのエジプト記録や海底の高度文明の物証がないと自ら説明する。

  8. バスク語やRh陰性の特徴は残しつつ、アトランティスの末裔説を退け、海面上昇で移住した子孫という可能性へ結ぶ。

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