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未知の輪郭

予言・終末論 / 都市伝説

2005年の『臨終予言』は2026年を映したのか 惑星直列とイラン情勢を照合。

文=林 遼

2024年6月14日に公開された『臨終予言』の動画へ、約2年後になって大量のコメントが集まり始めました。「突然おすすめに出てきた」という声も多く、投稿者はYouTubeのAIがなぜ今この話を押し上げたのかと問いを置きます。

当たった予言より、残った記録を見る

ただし、最初から予言を信じ切っているわけではありません。有名な予言者が一度の的中後も再現して当て続ける例を見たことがないとして、予言に再現性はないという立場を明確にします。

一方で、漫画『AKIRA』の設定と2020年東京オリンピックを、作者が意図しなかったシンクロニシティの例として挙げます。改変できない記録が残り、的中が予言者の利益にならず、最初から影響力が大きすぎないこと——この三つを満たす具体的な予言だけを、慎重に眺めるという基準です。

「星が並ぶ時」から始まる予言

取り上げるのは、2005年3月、臨終間際の男性が病院で語った言葉を家族が書き留め、2ちゃんねるへ残したとされる投稿です。臨死体験のように死へ近づいた特殊な意識状態で、男性は何かを見たのではないか——投稿者はそう想像します。

「星が並ぶ時、その時がやってくる」。続いて地中の動き、磁場の異変、魚や鳥の異常、暴力事件や交通事故の多発が告げられます。動画はこれを、2026年2月28日の惑星直列や3I/ATLAS、レモン彗星の接近、ホタテやカキなどの不漁と重ねました。

東京の地下と、遠隔操作される乗り物

予言はさらに「5月から東京へ行かないで」「地下鉄には乗らないで」と迫り、暗闇と水、人が折り重なる光景を描きます。しかし投稿者自身は東京に住み続けると明言し、予言を理由に転居せず、日常の災害対策として水やカセットコンロを備えるよう呼びかけました。

新幹線やジェット機を何者かが遠隔操作するという一節には、AIドローンやインフラへのサイバー攻撃が重ねられます。それでも、止まったエレベーターの一場面を見た男性が、大災害だと主観的に解釈しただけかもしれないという別の読み方も残しています。

イラン、石油、米不足へ重なる言葉

いま最も注目を集めるのが、イランの指導者交代、核開発、中東紛争の拡大、石油高騰と日本への供給減少を語る箇所です。動画は、イラン最高指導者の死去と後継者をめぐる動き、ホルムズ海峡の封鎖、石油価格の上昇が、その言葉と重なって見えると伝えます。

銀行停止やハイパーインフレ、日本円の暴落、米と野菜の不足という記述も、円安や米価上昇に接続されます。ただし、貸金庫から資産を出すことや特定の食料・感染症対策を勧める部分は匿名投稿の内容であり、金融判断や医療行動の根拠にはできません。

記録は2005年3月29日午後8時40分、男性の呼吸が止まったという場面で終わります。投稿者は最後に、この話は真偽不明で、2ちゃんねるの利用者が人を楽しませるために書いた創作である可能性の方が高いと結論づけました。それでも、創作へ深く潜った瞬間に、書き手がまだ形のない未来へ触れることもあるのではないか——そんな静かな余韻を残しています。

視聴者の反応

  • がんになって、全身麻酔で10時間手術したことあるんですけど、あの時、本当に大事なことはお金では無くて、時間なんじゃないかって思ってとりあえず休みが多い仕事に転職しました。死ぬときはお金ってただの紙だって気づきました。

    高評価 3,050

  • 改めて思うけど、どうして明るい預言て出ないんだろう。子供達が未来に希望を持ってワクワクするみたいなやつ

    高評価 1,240

  • そうなんです、この過去動画、なぜか今月になって頻繁におすすめにあがってきてたんでみてました!

    高評価 878

  • 予言うんぬんより死の間際に悪夢みてるこの人が可哀想すぎる……

    高評価 594

  • もし、地震が起きたらすぐに火を使わないでください。たばこやカセットコンロも絶対にだめ。 ガス漏れしてたら爆発します。

    高評価 557

この説をたどる

病室で書き留められたという一文が、二十年後の惑星、海、東京の地下、遠い中東へと枝を伸ばしていきます。偶然が重なるたび、予言の像は濃くなる一方で、投稿者自身はそれを創作かもしれないと手放しません。もし物語を書く行為が、まだ名づけられていない未来の気配を拾うことがあるなら、この投稿が残したのは出来事の予定表ではなく、時代が繰り返し思い出す不安の輪郭だったのでしょうか。

動画を見る

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動画の見どころ

  1. 2024年6月公開の『臨終予言』が約2年後に突然おすすめへ現れ、YouTubeのAIが今この話を選んだ意味が問われる。

  2. 予言に再現性はないとしつつ、『AKIRA』の符合と、記録・利益・影響力で予言を見る三つの基準が示される。

  3. 2005年の臨終予言が告げた『星が並ぶ時』を、2026年2月28日の惑星直列や魚介類の不漁へ重ねていく。

  4. 5月と6月の東京、地下鉄、水害を警告する予言に対し、転居はせず水やカセットコンロを備えるよう現実的な注意が添えられる。

  5. 新幹線やジェット機の遠隔操作という一節を、AIドローンや侵攻時のインフラ同時ハッキングへつなげて考察する。

  6. CIA、エプスタイン、銀行停止、日本円暴落、米不足という投稿の言葉を、現在の文書報道や円安・米価上昇へ照合する。

  7. イランの指導者交代と石油高騰の予言を中東情勢へ重ね、疾病統制の記述をエプスタイン文書の主張へ結びつける。

  8. 2005年3月29日の死で投稿は閉じ、創作の可能性が高いとしながらも、物語が未来へ触れる余地を残して終わる。

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