本文へスキップ
都市伝説アーカイブ

地球外生命・宇宙人 / 英語

『Darkwood』森が見せる「帰宅」の幻 白い存在へ至る生存劇

文=ブライアン・ナカムラ

見下ろし型サバイバルホラー『Darkwood』を、Nexpoが結末までたどっていく。舞台は1987年のポーランド、未知の疫病で森林が急成長し、村も道路も分断された世界だ。

朝を待つだけでは生き残れない

昼は物資を探し、夜は隠れ家を封鎖して、暗闇の向こうにいる怪物をしのぐ。地図は現在地を示さず、地形もプレイごとに変わるため、頼れるのは自分で見つけた目印と残り少ない資源だけだという。瀕死の犬を介錯するか、村の食糧源である巨大な雌豚を殺すか、誰に鍵を渡すか――生存の一歩ごとに、誰かの運命を変える選択が置かれている。

森は死者まで複製して逃がさない

根に飲まれた住民は異形へ変わり、死んだ者さえ白い物質から複製される。商人の遺体が主人公と同じ21番の鍵と日誌を持つ場面では、ずっと寄り添ってきた「兄弟」の正体まで揺らぎ始める。さらに、燃える大樹を形作る人々は死ねないまま痛みを共有し、森からの解放を求めて叫び続ける。ここでは、死よりも終わらない生のほうが恐ろしいというオカルト的な悪夢が形を取る。

「家に帰った」はずの景色が崩れる

森を焼き、アパートへ戻った主人公を待つのは、愛犬と食事とベッドのある穏やかな日常だった。だが地下の無線機は森と同じように壊れ、床下から生きた根が現れ、帰宅の風景は幻だったと分かる。根の中心で人々に幸福な夢を見せていたのは、12年間成長を続けた白い存在であり、肉体から生命を吸い取る一方で心には安らぎを与えていた。主人公はその幻を破り、存在と眠る人々を焼いて自らも死ぬ道を選ぶ――それが動画のたどり着く、森との最後の決着だ。

編集部から

穏やかな帰宅後、地下室の無線機と床下の根が日常を崩していく場面に注目したい。最初の犬から最後の炎まで、選んだ行動が誰の救いになり、誰を傷つけたのかを追うと、この森の怖さがより鮮明になる。

動画を見る

Nexpo

動画の見どころ

  1. 1987年のポーランドで未知の疫病が森を急成長させ、道路と村を分断し、住民の心身まで変えていく舞台が示される

  2. 昼の探索と夜の籠城、有限の物資、ランダム生成の地図によって、攻略情報に頼れない孤独な生存が始まる

  3. 瀕死の犬を斧で介錯するか、そのまま残すかという最初の選択が、この先も続く道徳的葛藤の入口になる

  4. 燃える大樹を形作る無数の複製体が、死ねないまま痛みを共有し、森から解放してほしいと叫んでいることが明かされる

  5. 商人の遺体から主人公と同じ日誌と21番の鍵が見つかり、「兄弟」と呼び続けた存在の正体が揺らぐ

  6. 1975年8月に落ちた白い光と無色の疫病が結びつき、森を侵す知性ある存在は地球外由来かもしれないと示唆される

  7. 故郷のアパートへ戻った幸福な結末が、地下の無線機と床下を這う生きた根によって少しずつ崩れていく

  8. 白い存在が幸福な夢で人々を眠らせ生命を吸う中、主人公は幻を破り、火炎放射器で存在ごと焼く最期を選ぶ

関連テーマ

この記事の誤りにお気づきの場合は 訂正のご連絡をお願いします。