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未知の輪郭

怪談・心霊 / 英語

壁紙のヒ素、20年後に届いた銃弾 死が思わぬ場所に隠れていた3つの実話

文=cicada 1123

人生が大きく変わる出来事に見舞われた3人の物語。語り手はそう切り出す。共通しているのは、死因がまったく予想外の場所に隠れていたことだ。

3人の妻を失った男は、無実だった

1907年3月27日の朝、インディアナ州ウェスビルでメアリー・ワトソンが応接間の天井をほうきで掃除していて、めまいに襲われた。一息ついて掃除を再開しようとしたところで激しい吐き気と腹部の痙攣に倒れ、午後1時頃には亡くなっていた。夫のザックにとって、3月に妻を失うのは3度目だった。最初の妻は1905年3月、2番目の妻は1906年3月。検視官はいずれも突然の病気と判断していたが、メアリーの妹ナンシーは納得しなかった。3件の死に関連はなく直前の食事もそれぞれ違った、というザックの説明が、彼女には取り繕いすぎに見えたからだ。

町医者は銀食器や食料品を集めて毒物の検査にかかり、応接間へ入ったところで足を止め、部屋の中央を指して「何が起こったのか分かっている」と言った。指の先にあったのは踏み台と埃っぽいほうきだけだった。3人の妻はいずれも死の直前に、当時3月に行われていた春の大掃除で同じ応接間を掃除していた。その部屋の緑色の壁紙にはヒ素が含まれていた。ほうきで払われた微粒子を、3人とも吸い込んでいた。ザックは数週間後に壁紙を剥がし、4番目の妻は彼より長生きしたという。

20年かけて届いた銃弾

1885年春、ミネソタ州で農場を営むヘンリー・ザグランドは、5年同棲したメイジー・ティックナーから結婚の最後通牒を突きつけられ、婚約を解消して実家へ戻った。数日後、彼女の兄フィルフォードが南北戦争時代の古いマスケット銃を持って現れる。ひざまずいて許しを乞うヘンリーに、フィルフォードは妹がその日の朝に自ら命を絶ったと告げ、発砲した。

弾はヘンリーの頭に当たったが、彼は死ななかった。次の弾を装填する音を聞きながら死んだふりを続けた彼が耳にしたのは、2発目の銃声と、倒れる音と、静寂だった。フィルフォードは自ら命を絶っていた。ヘンリーの傷は浅く、彼はその後裕福な未亡人と結婚して地域有数の資産家になる。20年後の1905年3月21日、息子と納屋の近くの樫の木を切ろうとして、硬すぎるのでダイナマイトを幹に仕掛けた。あの日、頭蓋骨に跳ね返った弾丸は、その木に刺さったままだった。爆発で飛び出した弾丸はヘンリーの頭を貫通し、即死させた。フィルフォードは外していなかった、というのが語り手の結びだ。

酔っていなかった夜

2018年11月22日、イングランド南部の沿岸の町。マンディは階段を降りてくる妻レナの足音を聞き、いつものカクテルだろうと思った。レナは21歳で乗馬事故に遭って脊椎を損傷し、処方されたフェンタニルへの依存の兆候が出て服用を減らしたあと、毎晩のウォッカで痛みをしのいでいた。

キッチンからゴボゴボという音がした。倒れているレナを見てもマンディは慌てなかった。転ぶのは日常茶飯事だったからだ。だが顔を見た瞬間に理解する。その夜レナは酔っていなかった。水を飲みに行っただけで、よろめいていたのは背中の痛みのせいだった。倒れた先に、金属製のストローが上を向いたメイソンジャーがあった。

視聴者の反応

  • Poor Zack. All his wives were just dying and people really blamed him when it was all due to some wallpaper. He sure does move on quickly though lol.

    高評価 1,432

  • The second you said GREEN walls, I thought uh oh.

    高評価 979

  • The second story is unbelievable. Fate waited for twenty years to finish the job and it did with the same bullet.

    高評価 947

  • That last one is incredibly sad. Chronic pain is the worst

    高評価 840

  • Zack must be a real catch if he’s just finding wives year after year despite the previous ones all dying annually

    高評価 585

編集部から

3つとも、疑うべき人物がまず現れて、実はそちらではなかった、という同じ形をしている。町医者が応接間で足を止める場面(9分台)と、フィルフォードが引き金を引く場面(18分台)を続けて見ると、語り手が毎回どこで視線を逸らさせているかが分かる。

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MrBallen

動画の見どころ

  1. 夫の前妻2人がいずれも3月に亡くなっており、検視官は突然の病気と判断していたが、妻の姉妹たちはそのパターンを疑って結婚を思いとどまらせようとしていたと語られる

  2. 掃除を再開しようとしたメアリーが激しい吐き気と腹部の痙攣に倒れ、場面が数時間後に飛んで、妹ナンシーが葬儀屋に遺体を運ばれるのを見ているところへ切り替わる

  3. 町医者が銀食器や食料品を集めて毒物検査にかかり、応接間で足を止めて部屋の中央を指し「何が起こったのか分かっている」と言うが、そこには踏み台と埃っぽいほうきしかなかった

  4. 3人の妻はいずれも春の大掃除で同じ応接間を掃除しており、その緑色の壁紙にヒ素が含まれていて、ほうきで舞い上がった微粒子を吸い込んでいたのだと明かされる

  5. 1話目と2話目のあいだに、クレジットカードや医療費の残高を最大半分まで減らせるとする債務整理サービスの宣伝が挿入される

  6. 逃げ場を失ったヘンリーがひざまずいて許しを乞うが、フィルフォードは妹がその日の朝に自ら命を絶ったと告げてライフルを構え、発砲する

  7. 20年前に頭蓋骨で跳ね返った弾丸が樫の木に刺さったままだったと明かされ、ダイナマイトの爆発で飛び出した同じ弾丸がヘンリーの頭を貫通して即死させる

  8. その夜レナは酔っておらず水を飲みに行っただけで、よろめいていたのは背中の痛みのせいだったこと、倒れた先の金属製ストローが眼窩から頭蓋骨を貫いたことが明かされる

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