本文へスキップ
未知の輪郭

未解決事件

死者の母、鏡のホテル、死後の演奏 時刻と記録が残る三つの怪異譚。

文=久世 理央

1943年、占領下のパリ。深夜の教会を訪れた女性は、死にかけた青年へ終油の秘蹟を授けてほしいとポール神父に頼んだという。

四年前に亡くなった母の依頼

指定先にいた青年は健康だったが、神父と話して告解を済ませた。その直後に空襲警報が鳴り、神父は負傷者収容所で爆撃により死亡した同じ青年を見つける。財布の写真に写っていた母親は、教会を訪ねた女性その人だった。もう一枚の遺体写真には1939年4月8日とあり、家族は母親が四年前に亡くなったことと筆跡の一致を確認した、と動画は語る。

鏡の部屋から戻らなかったもの

2019年3月17日、中国中部のホテルで、出張中の女性は不吉と恐れる4階、廊下の突き当たり、鏡だらけの部屋を割り当てられた。部屋を替えても無気力と発熱は悪化し、医師にも原因が分からないまま、女性は3月26日に別のホテルで死亡しているのを発見されたという。二年後、マネージャーは最初のホテルのテレビに、閉じ込められて助けを求める女性の顔を見たと告白した。裁判記録は死を複数の合併症による突然死とした一方、体験記は中国SNSから削除され、スクリーンショットだけが残ったとされる。

死後二時間のバイオリン

1948年、事故で右腕を失った19歳の奏者は、見舞いに来た12歳の少女へ再び演奏すると約束した。数週間後の真夜中、少女は隣家から響くバイオリンを追って書斎へ入り、楽器を握った奏者の遺体を見つける。医師が示した死亡時刻は、少女が音を聞く二時間前だった――三話はいずれも、死の時刻と説明のつかない訪問や音を並べたまま終わる。

視聴者の反応

  • This might be the most respectful and supportive comment section I’ve ever seen. And it’s awesome

    高評価 529

  • Found Mr. Ballen a couple weeks ago and have been binge watching ever since. One of the best storytellers I've ever heard

    高評価 502

  • These are probably some of the best stories you've ever told. Absolutely heartfelt and gut-wrenching

    高評価 459

  • 16:41 Why didn't he just switch rooms with her if it wasn't a big deal?

    高評価 358

  • First story-strange Second story-dark Third story-mysterious (and heartbreaking)

    高評価 315

編集部から

三つの話をつなぐのは、死そのものより、その前後に残った訪問、画面、音だ。語りの出所を確かめるなら、日付や裁判記録、筆跡照合が次の手がかりになる。

動画を見る

MrBallen

動画の見どころ

  1. 1943年の占領下パリで、亡くなる直前の青年へ告解を届けるよう女性がポール神父を導いたと語られる。

  2. 爆撃で亡くなった青年の財布から、神父を訪ねた母親と1939年4月8日付の遺体写真が見つかる。

  3. 2019年3月17日、中国のホテルで女性が4階の突き当たりにある鏡だらけの部屋を割り当てられる。

  4. 部屋替え後も発熱の原因は分からず、女性は3月26日に死亡し、裁判記録では複数の合併症による突然死とされる。

  5. マネージャーはテレビ画面で助けを求める女性を見て、魂が最初のホテルへ残されたと考えたと告白する。

  6. 1948年、少女が聞いたバイオリンの演奏は、医師が示した19歳の奏者の死亡時刻より2時間後だったとされる。

関連テーマ

この記事の誤りにお気づきの場合は 訂正のご連絡をお願いします。