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未知の輪郭

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熊本の震度7と同じ日に世界で続いた揺れ 人工地震説ではなく「熱移送説」で読む。

文=minato

2026年7月28日。日本では熊本県を震源とする最大震度7の地震が起き、同じ日、世界各地でマグニチュード5以上の地震が短時間のうちに相次いだ。SNSには「偶然とは思えない」「地球全体で何かが起きているのではないか」という声が数多く並んだという。

この番組がここで持ち出すのは、人工地震説ではない。原因として唱えられている、まったく別の説のほうだ。

まず、同じ日に地震が重なること自体は珍しくない

前提の整理から入る。地球上では毎日いくつもの地震が発生していて、統計的に見れば、ある程度まとまって起きる日が存在すること自体は珍しくない。ただ今回はマグニチュード5以上という比較的大きな規模が各地で続いたので、多くの人がその背景に関心を寄せることになった——というのが動画の説明だ。

一般的な地震は、プレートテクトニクスで説明される。地球の表面は複数のプレートでできていて、それぞれが年間数センチの速度で動き続けている。その過程で歪みがたまり、限界に達したところで断層が壊れる。日本は4つのプレートが重なる世界有数の地震多発地帯なので、大きな地震が起きること自体は決して珍しいことではない。ここまでは教科書どおりの話だ。

妙なのはここからだ——プレートの外で起きた地震

地震工学を研究する教授が、従来のプレート理論だけでは説明しきれない現象を補う考え方として提唱しているのが「熱移送説」だという。主役になるのは、地球内部の熱だ。放射性元素の崩壊や、地球ができたときから残る莫大な熱エネルギーが内部にあり、それがマントルの中を特定のルートに沿ってゆっくり移動しながら地殻へ伝わる。その結果として、地殻の圧力や応力の状態が変わる——という筋立てになる。

この考え方でなら、プレートの境界の外で起きたとされる熊本地震、阪神淡路大震災、能登半島地震なども説明できるというのが提唱者の主張だ。しかも熱は1か所だけに効くわけではなく、地球内部を広範囲に移動していく。だから複数の地域で同時期に地震活動が活発になる可能性がある、と。

もしこの見方が正しければ、7月28日に世界中で大きな地震が続いたことも単なる偶然ではなく、地球の内側で起きている熱エネルギーの大規模な移動が関係していた可能性が出てくる。熱の通り道の上で大きな地震が起きている——出演者がその一点に反応するのも分かる話だ。

決めつけない、という締め方

ただ、動画はここで断定しない。科学の歴史を振り返れば、新しい仮説が当初は否定的に受け止められ、その後の観測技術の進歩で評価が変わった例も少なくない。だからこそ正しいとも間違っているとも急いで結論を出さず、一つの研究として検証を続けていく姿勢が重要になる、という言い方をする。かつては地動説のような考えも、その時代には陰謀論のように扱われていた——会話の中で持ち出されるのは、そういう反転の記憶だ。

現在の科学ではプレートテクトニクスが最も有力な説明であることに変わりはない。その一方で、地球内部の熱エネルギーという別の視点から地球の活動を捉えようとする研究も存在している。地下構造の観測技術や、人工衛星による地球内部の解析がさらに進めば、世界各地で同時期に起こる地震活動の背景について、新しい知見が得られるかもしれない。熱移送説が認められる日が、いつか来るのだろうか。

なお動画の終盤では話題が切り替わり、政治家や大企業の経営者にはお抱えの霊能者がいるという話をよく聞く、という伝聞が語られる。

視聴者の反応

  • 地球が怒ってる…。ガイア論を信じる人間です…。

    高評価 164

  • 子供の頃はプレート説なんて、何も報道がなかったんだよね、おかしいね。

    高評価 161

  • 人工地震の可能性を疑ってるのは僕だけ?

    高評価 146

  • 世の中馬鹿な人間が増えて自然破壊をしてるから 地球が怒ってるんだと思う....

    高評価 121

  • コレがひょっとして竜脈ってヤツかな?

    高評価 66

この説をたどる

同じ日に、熊本で震度7、世界各地でマグニチュード5以上。ここから話を進めるとき、地上の誰かが起こしたと考えるか、地球の内側から説明できないかと考えるかで、見える景色はまるで変わる。熱移送説が選ぶのは後者だ。地球ができたときから残る熱が、決まった道筋を通ってゆっくり動き、通り道の上の地殻を押す。もしその一本の線が本当に引けるのなら、離れた場所で同じ日に起きた揺れは、別々の出来事ではなく一つの動きの表れだったことになる。線が引けるかどうかは、これからの観測しだいだ。なお、動画で紹介される提唱者や研究の出典までは示されないので、そこは確かめながら聞くのがよさそうだ。

動画を見る

ウマヅラビデオ

動画の見どころ

  1. 2026年7月28日の熊本地震と世界各地の地震について、原因は人工地震ではなくまったく別の説が唱えられていると予告される。

  2. 2026年7月28日に世界各地でマグニチュード5以上の地震が相次ぎ、日本でも熊本県を震源とする最大震度7の地震が発生したと説明される。

  3. 地球上では毎日多数の地震が起きており、統計的にまとまって発生する日があること自体は珍しくないと前提が整理される。

  4. プレートが年間数センチ動いて歪みが蓄積し限界で断層が壊れるという説明と、日本が4つのプレートが重なる地震多発地帯であることが整理される。

  5. 放射性元素の崩壊や地球形成時から残る熱がマントル内を特定のルートで移動し、地殻の圧力や応力を変えるという「熱移送説」が紹介される。

  6. この説ならプレート境界の外で起きたとされる熊本地震、阪神淡路大震災、能登半島地震も説明でき、熱が広範囲に移動するため複数地域で同時期に活発化しうると語られる。

  7. 新しい仮説は当初否定されがちで観測技術の進歩で評価が変わった例も少なくないとして、正しい・間違いを急がず検証を続ける姿勢が重要だと述べられる。

  8. 現在はプレートテクトニクスが最有力としつつ、地下構造の観測技術や人工衛星による内部解析が進めば新たな知見が得られるかもしれないと結ばれる。

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