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未知の輪郭

ラッダイトからAIまで 人間はなぜテクノロジーを恐れ続けるのか。

文=minato

新しい機械が現れるたび、人は便利さだけでなく、そこに自分の仕事や自由を奪う影も見てきました。今回の動画は、技術の進歩そのものを疑う『テクノロジー排主義』を入口に、AIへの警戒が過去の反技術運動と同じなのかを問いかけます。

ハンマーで機械を壊した職工たち

19世紀のイングランドでは、自動化機械に職を奪われた職工たちが工場を襲い、機械を壊したと語られます。いわゆるラッダイト運動で、生活を脅かす技術への恐れが暴力的な抵抗になったという説明です。1830年のパリでは、革命家がガス灯を国家による監視の象徴とみなし、数千の街灯を壊したとも動画は伝えます。夜道を照らす光が、同時に見張る目にも見えたというわけです。

データ化される人間への拒否

話は1980年のフランスへ移ります。反コンピューター集団がオフィスへ侵入し、関連施設を爆破し、デジタル記録を『人間性を檻に閉じ込める』ものと呼んだと紹介されます。古代ギリシャでも技術が人間の美や優位性を脅かすと考えられたという見立てや、中世には教皇シルウェステル2世が悪魔に『話す頭像』を作らせたという逸話まで登場します。時代も道具も違うのに、技術に魂を奪われるという都市伝説の輪郭だけは妙に似ています。

AIは道具か、それとも使う側か

妙なのはここからです。蒸気機関も電気もコンピューターも人が操作する道具だったのに対し、AIは思考を模倣し、判断し、人の行動を誘導する側へ回り始めた――それが動画の中心的な見立てです。SNSのアルゴリズムが感情を動かし、AIが文章や画像を作り、意思決定まで支える現在、人間の思考は外部の技術へ依存し始めていると語ります。

拒むという選択肢も消えるのか

動画が恐れるのは、AIに仕事を奪われる未来だけではありません。利便性へ依存して判断を委ね、思考を外部化するほど、技術を拒否するという選択肢そのものまで薄れていくかもしれないというのです。過去の反技術運動は敗れてきましたが、今回だけはAIが人の思考を変え、人を『使う』可能性がある。そんな問いを残して、本編は終わります。

視聴者の反応

  • 安倍さんが亡くなる1カ月前知り合いの美容師が「あのニュースに出ている安倍さん誰なんでしょうね。私たちわかるんですよね。髪の毛の生え際で違いがわかるんです」って言ってたっけ。やはりそうなんですね。

    高評価 162

  • 自分の頭で考えられないとダメだ 己を考え、自己を確立することが大事(美輪さん)

    高評価 100

  • アナログ1番だな、やっぱり😊

    高評価 73

  • 「人間は考える葦(あし)である」 by フランスの思想家パスカル

    高評価 69

  • だから何でもかんでもAIに頼ってると人類は劣化してAIに支配されてしまいますよ。

    高評価 56

この説をたどる

機械を壊した職工、監視の目に見えたガス灯、人間をデータへ閉じ込めると恐れられたコンピューター。その線の先へAIを置くと、動画が描くのは『また新技術を怖がっているだけ』という単純な繰り返しではありません。道具を動かす手と、道具に動かされる思考。その境目が見えにくくなる場所に、今回の都市伝説は立っています。

動画を見る

ウマヅラビデオ

動画の見どころ

  1. テクノロジー排主義を紹介し、19世紀イングランドで職工が自動化機械を破壊したラッダイト運動へつなげる。

  2. 1830年パリのガス灯破壊と1980年フランスの反コンピューター攻撃を、監視とデータ化への恐れとして並べる。

  3. 古代ギリシャの技術忌避から、教皇シルウェステル2世が悪魔に話す頭像を作らせたという中世の逸話までたどる。

  4. 蒸気機関や電気は人が使う道具だった一方、AIは思考を模倣し、人を使う側へ回る可能性があると主張する。

  5. SNSとAIへ判断や思考を外部化すると、技術を拒否する選択肢そのものまで失うかもしれないという見立てを示す。

  6. 政治家や企業経営者に霊能者が付くという伝聞と、安倍首相の死の前に警備強化を促したという逸話が続く。

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